過去問研究で大学合格までの最短距離を測ろう
今回は大学受験に向けて効率よく勉強するための方法についてお話ししていこうと思います。
大学受験勉強において、受験勉強はインプットとアウトプットに分かれるというお話を前回させていただきました。
しかし、その本格的な受験勉強に入る前に一番最初にやってもらいたいことが実はあるんです。
それは「自分の志望校の過去問を研究し、合格までの道のりを正しく計る」という行為です。
本日はそれについてお話していきたいと思います。
過去問研究で最短距離を測る
私ロジコの「学参ストラテジー」ではできるだけ効率よく受験勉強を行っていってもらいたいと思っています。
その際に最も重要と言っても過言ではないのが、今回の『過去問を使って志望校合格までの 最短距離を測る』ということだと信じています。
では早速そのやり方と気を付けるべき点を見ていきたいと思います。
過去問は最後の仕上げではない!?
受験生の中には過去問を最後の 仕上げだと考えて、そのレベルに届くまでは使ってはダメだと思っている人がいるみたいですが、明らかな間違いだと私は考えています。
自分の実力が志望校のレベルに到達した後に、実戦演習として使うのももちろん大事ですが、過去問の使い方としてまず大事なのが問題傾向を研究するということ。
そしてそのタイミングは自分の実力に関係なく受験勉強を始めるその日、つまり志望校を決めて頑張り始めようと決意した日なのです。
まずは"最新の"過去問を手に入れよう
過去問の研究においてかなり重要なのが過去問の"鮮度"です。
大学ごとに出題傾向は違うのは当然ですが、同じ大学でも時代とともにも徐々に変化し続けています。
(私の母校である京都大学も英語の試験問題が私が受験した当時の「英文和訳」「和文英訳」のみのスタイルから近年変化してきました。)
英語長文の時間に対する分量の変化や数学の難易度の変化、そういった傾向の変化も見ていかないといけません。
あまりお金をかけたくないからと言って先輩が使っていたものを譲り受けたりメルカリや古本屋さんで買うのはあまりよくありません。(最新のものが安く手に入るのであればそれに越したことはありませんが)
必ず最新の過去問題から出題傾向を見抜きましょう。
出やすいところではなく出ない(勉強する必要がない)ところを見抜く
では、具体的にどのように出題傾向を分析していくかですが、効率を上げるために一番重要なことは「志望校に向けて不必要な範囲」を見抜くことだと思います。
よく出るところを分析するのって結構難しいんです。
しかし、出ないところを発見するのは案外簡単で、不必要な範囲を捨てた方がその後に勉強する量は圧倒的に減るはずなんです。
私ロジコは志望校が決まったらそれに向けて最短ルートを皆さんに走り抜けてもらいたいのですが、その時に必要なのは出ないところをズバッと切り捨てる勇気なんです。
完璧主義になることも受験までの時間がたっぷりあれば望ましいことではあるのですが、残りわずかな時間で合格を勝ち取りたいという方はこのように切り捨てる勇気を持ってください。
国語における「漢文」や英語における「英作文」など科目の中での1つの出題形式が全く出ないとなれば、その対策を一切しなくてよいとなると一気に負担は減ります。
こう書くと当たり前のように感じるかもしれませんが、実際は学校や予備校の授業でなんとなく不必要な範囲の授業を受けている人もいるのではないでしょうか?
その時間全てを切り捨ててしまえばいいと言っているのです。
効率を追求するということはそういうことなのです。
実際に解いてみて自分のレベルとの違いを見極める
最後に重要なのは、勉強開始時点での志望校のレベルと自分のレベルの違いを見極めるということです。
そして、過去問が解けない場合は次の2つのどちらなのかの分析をしっかり行いましょう。
①未学習範囲だからできない
これは単純にその範囲を学習すれば克服できる可能性があるというものです。
そういった範囲がすべてなくなるような学習計画を立てることが必要になります。
②既習範囲だが、レベルが至っていないからできない
レベルがどれだけ足りないかは実際に問題を解いていって自分の肌で感じ取ってもらうしかありません。
ただやみくもに解いてレベルの違いを感覚で感じろ、というと難しいかもしれません。
しかし、ここで自分のレベルと志望校のレベルの間の大きな隔たりを感じていると、その後自分のレベルが上がって過去問を解けるようになったときに成長を実感できるようになるのです。
そのような「成長を感じる」ということが勉強のやる気やモチベーションのアップにとってとても重要なのです。
ここでの分析をもとに志望校に向けて段階式にレベルアップしていく学習計画を立てる必要があります。
まとめ
受験勉強を始める際の一番最初のステップである過去問研究について書いてみました。
・過去問は最新のものを使う
・よく出るところよりも出ないところを見つける
・現在のレベルとの違いをもとに合格までの計画を立てる
これから勉強を始める、という方はこの記事をもとに過去問の研究をやってみてください!
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