学参ストラテジー

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大学受験勉強は大きく2つのパートに分かれる?


前回、前々回と受験勉強に関する考え方や方法論についてお話ししてきましたが、もう少し受験勉強の方法論的な話を続けさせてもらいます。今回も全科目に共通する内容になります。

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受験勉強を2つに分類する

これが今回のテーマでありますが、私ロジコは受験勉強は大きく分けて2つの行程に分かれていると考えます。
それはズバリ、【インプット】【アウトプット】です。
大学入試や模試、実力テストで結果を出すためにはこの2つを理解することが大事だと考えます。
知識の暗記ばかりでそれの運用練習をしなければ、せっかく身に付けた知識を上手に使いこなせませんし、いきなり実戦形式の問題や過去問ばかり解いていっても土台となる知識の習得がなされていないため穴だらけという状況になりかねません。
知識・基本・土台を身に付ける【インプット】の期間と、それの運用方法を試行しながら演習を重ねる【アウトプット】の期間、それらが合わさって受験勉強というものは成り立っているのです。

ありがたいことにこのような話は受験界では常識のようになっていたり、自然とこのような考え方に至っている素晴らしい学生の方もいると思います。ですが、具体的に何がインプットでアウトプットなのかはっきりとわからない方もいると思います。そういう方のためにここから具体的な【インプット】と【アウトプット】がどのようなものかを考えていこうと思います。

 

インプット

まずインプットがどのような行程かですが、これは知識(ほぼ)ゼロの状態からその科目についての必要な知識を身に付ける段階だと考えます。科目によって必要な知識も様々ですが、このインプットの段階も前半の「基礎知識インプット」と「解法パターンインプット」に分かれます。
これらの段階では前回記事での復習の頻度をしっかり守って確実に知識を定着させましょう。

 

gakusanstrategy.hatenablog.com

 

での復習の頻度をしっかり守って確実に知識を定着させましょう。

 

基礎知識インプット

科目によって記憶する量に差はあれど必要な単語、公式、定理などを身に付けていく段階です。
英単語、古典文法、数学公式、化学式・・・これを覚えていなければ問題が一切解けないという根本的な基礎知識をこの段階でしっかり身に付けましょう。
ここで意外と忘れがちなのが抜けている中学校レベル(人によっては小学校レベル?)の知識のインプットです。必要に応じて、過去の学習内容のインプットも行いましょう。

 

解法パターンインプット

ここでは「基礎知識インプット」で身に付けた基本をもとに大学入試頻出問題の解法パターンを実際に問題を解きながら身に付けていく段階です。特に理系科目の数学物理などではこの解法パターンインプット期の重要性が高いと考えます。また、英語では英文読解する際の構文知識を身に付ける段階がこれにあたると考えています。ここでいかにたくさんの解法パターンを身に付けるかで「アウトプット」段階での実戦演習がスムーズに進むかが決まります。
要するに、「基礎知識インプット」で身に付けた知識を使える形にするというのが目的です。

 

 

アウトプット

続いてアウトプットがどのような行程かですが、これは解法パターンのインプットで身に付けたものをいろいろな問題を解いていく中で実際に使いこなせるようにする段階です。ここではより実践的な問題演習をやっていきます。アウトプットも「実戦演習アウトプット」と「過去問演習アウトプット」に分けることができますが、そこまで大きな違いはないと思っています。

 

実戦演習アウトプット

まずは「実戦演習アウトプット」ですが「解法パターンインプット」で身に付けた知識を使いこなせるように総合的な問題演習を行います。どの単元で学んだ知識を、または解法をどのように使えばいいのかを自分で考え、時にはいくつかの解法パターンを組み合わせて問題を解いていく段階です。この段階で解く問題は過去問とほぼ同レベルのものをできるだけ扱い、未知の問題への対応力を養うつもりでやっていきましょう。

 

過去問演習アウトプット

実戦演習である程度自分の覚えた解法パターンを使いこなせるようになったら過去問演習で最後のアウトプット練習を行いましょう。実際の志望校の過去問を解くことにより自分のレベルがどこまで到達しているかを確認するとともに志望校の出題傾向を把握する目的もあります。時間をどのように使うか、捨て問題の見分け方など本番をより意識した練習をここで行います。

ただし、注意して欲しいのはこの段階になるまで過去問題を一切見ない・解かないということは決して無いようにしてもらいたいです。過去問題は志望校合格へ向けた学習計画や学習戦略を立てる上でバイブルとも言える超重要なアイテムです。あくまでもこのタイミングで本気の演習をやるというだけで、それまでに何度も過去問研究を行い、ゴールを明確にしたうえで「インプット」「アとウトプット」を実行していくことが受験において何よりも重要です。

 

 

まとめ

この記事では受験勉強を「インプット」と「アウトプット」という側面でとらえることにより勉強を2つの行程にわける考え方を説明しました。この考え方は受験勉強のみならず日ごろの生活や将来職についたときにも役立つ考え方であると私ロジコは考えております。様々なことにこの考え方を応用して、よりよい生活を送れるようにしましょう。(ちょっと大げさ)